ぼくが教育について思うこと

的確な判断

以前、こんなことがあった。ある学校でいわゆる「落ち着きの無い子」がいるので、その子についての分析を見て欲しいという。
分析を見て驚いた。端的に言えば、二つの情報があって、それらが完全に分断していたのである。
情報①「その子はいつも指示したことを聞き返しに前に出てくる。そのため、授業に支障が出る。」
情報②「その子は、右耳に難聴がある。」
もうお分かりだろう。「その子」は、教師の指示が聞き取りにくいのである。それでも、何とか理解したいと思って前に出て聞き返すのだ。それも何度も、教師が「いい加減にして欲しい」と思うほどに。それだけ、「その子」は真剣で、真摯なのだ。
ここに教育現場の悲劇がある。情報①と②を関連付ければ、「その子」に対する対策も見えてくるのに、それを怠っているが故に、「その子」はないがしろにされる。聞こえにくいから、聞き返すだけなのに・・・。
悲しいかな、一人の見識の低い教師の思い込みや独断で物事が進むということが許容されるのが学校なのだ。
これは、教師の資質や能力の問題でもあるかもしれないが、そもそも、そのようなことが許容される学校のシステムに問題を見出すべきだ。極論を言えば、あまりにも教師一人一人の状況分析能力と判断力に任されている領域が多過ぎるのである。教師は万能ではない。
組織として、「その子」の現状を分析し、適切な対応、指導を行うことができるよう、体制を整えて欲しい。
そうでなければ、相変わらず、メンタルで休職する教師も減らないし、なんといっても「その子」が報われない。
このような現状認識にたって対策を打つ校長が一人でも多く現れることを期待して止まない。「その子」のために。
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by k1satok1 | 2012-01-18 00:50 | 教育
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教育について、激しく、でも温かく語ります。

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