説得と納得
僕の尊敬する先生が、よくおっしゃっていた。「説得」と「納得」は違う。子どもを説得するような授業ではなく、子どもが納得するような授業をすべきであると。
僕は、この言葉がとても気に入っている。意地悪く突っ込もうと思えば、ときには説得することだって教育上必要なのでは、とか、納得なんてどうやって確かめられるんですかと言えそうだが、僕は、とりあえず、そういう邪念は封印し、子どもが納得する授業ということについて、真摯に向き合おうと思って努力してきた。といっても、7年以上前のことだけれど。 やってきてみて思うのは、子どもが納得する授業のポイントは、ありきたりだけれど、まず子ども自身が自分でやってみて、考えてみるということ。できれば、無責任な中でやってみて考えるのではなく、ある程度の責任を担って取り組むことが望ましい。適当にやってみて、適当に考えるのでは、納得にはたどり着きにくい。そこには、妥協やあきらめ、誤魔化しが生じてしまう。大切なのは、子どもが自分の取組、考えに責任をもって臨み、責任をもって発信するよう導くことである。できなくてもいいんだよ努力することが大切、などと言いながら子どもに課題を与えるのは、やさしさでもなんでもない。子どもを大切に思うなら、未来の社会を託そうと思うなら、子どもが責任をもって自分の学びを創ることができるよう支援すべきであると思う。 とはいえ、納得ということを追究すると、本当に難しい。だって、人が本当に納得したのかどうかは、実際はさっぱり分からないからのだから。皆さんは分かりますか?
by k1satok1
| 2012-01-30 23:42
| 教育
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