ぼくが教育について思うこと

子どものいたずらをどこまで許すか

小学6年のとき男の先生が担任だった。あるとき、家庭科の授業でふかし芋をつくった。僕は先生のために一つ皿を用意し、できたてのふかし芋を一つ載せた。先生に食べてもらうためだ。だけれど、そのとき僕はなぜだか急に、ふかし芋の表面にどうしても、たっぷりの塩をかけてみたくて仕方なくなってしまった。そして行動に移した。かけてみると、塩が一瞬で芋の表面に同化し、見分けがつかなくなった。それを見て、つい拍車がかかった。さらに塩をかけ、ついでにスプーンで丁寧に均してしまった。雪像の表面を滑らかにするかのように。
そして、何のためらいもなく、グループの友達が驚いてみているのを尻目に、優等生さながら、一つの皿を先生のところへもっていった。
そのときの先生の笑顔。今でも忘れられない。そして、一口ふかし芋を食べたとたんの、先生の反応も。
僕の担任は、一瞬かたまってふかし芋をぽろっと皿の上に落とし、苦笑い。その後もにやにやして、僕を怒りはしなかった。僕は、怒らない先生を見て、なんてバカないたずらをしたのだろう、と反省した。
意外な反応だったから今でもよく覚えているのかもしれないけれど、僕は、このとき、人の度量というものを学んだのだと思う。僕は教員時代、子どもらしいいたずらや間違いを他の先生よりもかなり許している面があった。これが絶対いいとは言い切らないけれど、子どもには何かしら伝わるものがあっただろうと、今も信じている。まったくエビデンス・ベースでない話で恐縮ですが。
ところで、僕のいたずらの後に、他の男子が僕のマネをして先生に塩まみれのふかし芋を一皿もっていった。同じように食べ、同じようにぽろっとやってしまった先生。今度の男子は、しこたま怒られた。度量には限度があるということも学んだ貴重な家庭科の授業となった。あれ?家庭科なのに道徳教育がちゃんとなされている。うーむ、今の学習指導要領を先取りした授業だなあ。というのはうそ。



僕の奥さんは、たまに僕にいたずらをする。暗闇に隠れておどかすとか。風呂から上がって戸を開けたら、そこに立ってたとか。たまに本当に心臓が止まるかと思うけれど、なぜだか、いたずらをした後、僕の奥さんは妙に可愛い。ので、怒こる気がうせるのだ。もしかしたら、ふかし芋を食べさせた後の僕の表情も可愛かったのかな・・・。いまさら先生に聞いても覚えてないだろうけど。
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by k1satok1 | 2012-02-08 23:05 | 教育
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