メタ認知が人を救う
久しぶりに休みの日に職場に行ってみた。日ごろ忙しくてできない片付けをするためだ。思いがけず、誰もいない職場で自分のデスクを客観的に見る機会となった。自分の仕事の仕方や成果などを冷静に静かなオフィスで眺める時間は貴重だ。自分の仕事の足跡を俯瞰してみてみると、自分の弱点が見えてくる。いわゆるメタ認知だ。
普通は、他者からの評価や批判によって自分の仕事を見つめなおす作業が始まるのだが、最近は、他者からの批判が少なくなってきている。自分が批判を受けにくい立場にあることも要因だと思うが、世の中全体的に、他者を批判することが少なくなっているのではないだろうか。(政権与党だけは批判のターゲットだけれど)厚生労働省が発表したパワハラの基準なるものもその傾向に拍車をかける可能性がある。 他者からの批判が少ないことは、一見良いことだが、個人的で狭小な観点からの単なるいちゃもんとは違い、経験や知見に基づく批判や、当事者からの正当な批判は大事にするべきだ、と思うのだがどうだろうか。 メタ認知に戻るが、実は課題に気付くだけでなく、メタ認知によって自分の良い面にも気付くことができる。例えば、この資料はよく時勢をとらえているなとか、苦労したけれど、この文案はこんな意味があるなとか。 何が言いたいかというと、他者からの批判が減る中、メタ認知機能を自ら発揮していかなければ、人の成長は停滞するのではないか、ということ。また、人が批判慣れしなくなる中、たまに激烈な批判を受けると大いにへこむので、それへの備えとして、メタ認知して自分のよさを認識できるようにしておくことも重要ではないか、ということ。 ちょっと観念的だけれど、これって大事なことだなと感じている。 ちなみに僕の奥さんはかわいいのだけれど、メタ認知はできてないです。
by k1satok1
| 2012-02-04 22:00
| 教育
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