絆再生に向けて必要なこと~パブリックな発言が生まれやすい環境をつくること
例えば、地域の住民が学校に電話をかけてきたとしよう。それがどんな内容であれ、その発言はパーソナルなものに過ぎない。パーソナルな発言は受け止める側の受け止め方でその扱いが定まるという性質がある。したがって、せっかくの電話もまともに取り合ってもらえないこともあり得る。最近は随分変わってきていると思うが、学校はとても忙しいところだし、地域住民の声というのはその扱いに困るような内容の場合もあるため、当然に優先順位はさがってしまう。結果として、地域住民の声は聞いてもらっただけに終わり、「学校は何もしてくれない」という不信感につながってしまうことも少なくない。
解決の糸口は、この「発言」の在り方を変えるところにある。あくまで個人的な発言に終わっているこの地域住民の声を「公的な発言」に押し上げるのだ。そのためには、仕組み、システムが必要である。 公的な発言にするためには、発言している人自身がパブリックな立場になってしまえばいい。そのための仕組みとして、学校の中で住民が教育活動に組織的にかかわる仕組みや、もっと進んで、学校運営に意見を述べる仕組みを導入すればよい。その仕組みの中で、意見の交換が(何も難しい議論をする必要はない)活発になされることで、地域住民の「発言」も正当に扱われ、その行く末を見守り、必要なときには自ら力を発揮して学校を支えるのだ。 そんな学校をつくりたいものです。
by k1satok1
| 2012-02-28 21:56
| 教育
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