コミュニティ・スクール
コミュニティ・スクールが1183校に増えた。かなりの増え方だ。
コミュニティ・スクールは、教育のことは現場に近いところで、関係者が責任をもって考え、判断し、実行するということを実現するシステムだと思う。 「地域密着型学校創造システム」といってもいい。 こういうことを言うと、地域の人が学校に入ってきたら、余計なことは言うは、教育のことを知らないで勝手なことを言うは、混乱しそうだ、という意見を言う人が必ず出てくる。教員であっても、市民であっても、そういう懸念を語る方が必ずいるものだ。でも、そういう人が建設的で前向きな解決策を出しているところを見たことが僕はまだ無い。 僕が一番嫌いなのは「懸念」ということだと気づく。 教育に携わる以上、「懸念」に重きを置くべきではない。そもそも、学校というシステムが、教員というパブリックでありながら、実はパーソナルな存在に多くの権限をゆだねている極めて「懸念」されやすい存在なのだから。 「懸念」よりも「建設的」「創造的」「問題解決的」というフレーズに重きを置きたいものだ。 コミュニティ・スクールの数が増えたこと自体を評価するのは意味が無い。しかし、それだけ地域密着型の学校創造を進めようという教育委員会と学校が増えたこと自体は歓迎すべきであろう。
by k1satok1
| 2012-05-24 23:55
| 教育
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